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大王海運、愛媛・千葉航路で和歌山下津に試験寄港

2022年5月13日 (金)

ロジスティクス大王海運(愛媛県四国中央市)は、運航する「愛媛・堺泉北・千葉航路」について、和歌山下津港への寄港を試験的に行う。

寄港日は6月11日と18日、25日の計3回。四国と関東を結ぶ同航路の利便性を維持しながら、新たに和歌山と関東圏を結ぶ輸送ルートの可能性を検証する狙いだ。

▲2022年6月運航スケジュール(出所:大王海運)

いずれも三島川之江港(愛媛県)から堺泉北港(大阪府)を経由して千葉港(千葉県)に向かう航路で試行。堺泉北に続いて、和歌山下津港を寄港地に加える。今回の試験寄港は、和歌山下津港の西浜地区西浜第5岸壁に11時から13時まで寄港する予定だ。

和歌山下津港は、和歌山市と和歌山県海南市、有田市にわたる国際拠点港湾。紀の川河口の和歌山湾から有田川河口の紀伊水道にかけて港湾機能が広がる。大王海運は、大手メーカーの製造拠点や漁港などが立地し産業輸送の需要を見込めることから、今回の試験寄港に踏み切った。

▲寄港を予定するRORO船「第5はる丸」

大王海運は貨物を積んだトラックやシャシーごと輸送するRORO船による輸送サービスを展開。モーダルシフトやドライバーの就業環境改善につなげる取り組みとして、こうした柔軟な海運ビジネスの実現を推進していく。