NXHD、グローバル事業集約し｢世界で存在感｣を発揮

ロジスティクスNIPPON EXPRESSホールディングス（NXHD）は16日、グローバル事業本部の組織改正をことし7月1日付で実施すると発表した。グループの日本通運（東京都千代田区）が所管するグローバル事業の統括機能をNXHDのグローバル事業本部に集約。長期ビジョン「グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー」の実現に向けた事業基盤の強化を推進する。

NXHDのグローバル事業本部について、現行の「グローバル営業統括部」「グローバル事業統括部」を廃止し、「マーケティング部」「営業戦略部」「ロジスティクスソリューション部」「航空フォワーディング部」「海運フォワーディング部」「事業戦略部」の6部に再編する。

同時に、日本通運の「グローバル営業戦略本部」を「営業戦略本部」と改称するとともに、「グローバル事業戦略本部」をNXHDへ移管する形で廃止。「産業マーケティング部」「営業戦略部」「グローバル事業戦略部」「グローバルフォワーディング企画部」「グローバルロジスティクスソリューション部」の5部も廃止する。

NXHDは創立100周年にあたる2037年における経営数値目標として「売上高4兆円」「海外売上高比率50％」を設定。今回のグローバル事業における組織改正の狙いは、こうした目標の早期達成に向けた事業強化だ。

NXグループは、真のグローバルロジスティクス企業を目指して引き続きグループの全体最適とグローバル市場における競争力の向上を図るとともに、グループの企業価値を最大化するための取り組みをさらに強化していく。

▲NIPPON EXPRESSホールディングス新組織図（出所：NXHD）