サービス・商品位置情報サービスのHERE Technologies(ヒア・テクノロジーズ、オランダ)は17日、米アマゾングループのクラウド事業会社アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)と、日本における物流関連事業で戦略的提携を結んだと発表した。提携の機関は5年間で、荷物配送でサプライチェーンの可視化や配送車両のルート最適化、荷物の到着予定時刻の改善などに取り組む。
ヒアは、位置情報技術のプラットフォームを世界各国で提供。例えば都市のインフラ運営から企業の資産最適化、ドライバーの安全な目的地到着など様々な支援サービスを手掛けている。AMSもクラウド関連の様々なサービスを世界で展開しており、その中には輸送や物流に関するサービスもある。
ヒアはAWSのマーケットプレイスに関して、自社のサプライチェーンソリューションを提供する。リアルタイムの貨物追跡や配送ルートの検索、ルートの最適化などを行う。今後は倉庫やヤードの管理、車両のCO2排出低減などでも、両社が共同で物流企業向けに高度なサービスを提供していく。