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再春館製薬所、AMRとDPS融合の次世代物流導入

2026年5月14日 (木)

ロジスティクス再春館製薬所(熊本県益城町)は14日、本社・工場一体型施設「再春館ヒルトップ」の発送センターに、自律走行搬送ロボット(AMR)とデジタルピッキングシステム(DPS)を組み合わせた新物流システムを導入したと発表した。2032年の創業100周年を見据え、物流基盤の強化と配送品質向上を両立する体制構築を進める。

(出所:再春館製薬所)

同社はこれまで、発送センター内での資材準備や搬送など多くを人手作業で運営してきた。導入したAMRは、梱包資材や商品の搬送を自動化し、DPSによって集荷やピッキング作業のデジタル化を進める。これにより、従業員1人あたりの梱包可能時間は従来比2倍になるとしており、当日出荷比率も現在の53%から65%へ向上する見込みだ。

同社は単純な省人化ではなく、「人にしかできない業務」への集中を重視する。ロボット導入で創出した時間を、メッセージカード封入やギフト対応など顧客接点の強い業務へ振り向ける考えで、物流品質を競争力の一部として位置付ける。

環境面では、AMR採用により従来型ベルトコンベヤー搬送比で電力使用量を40%削減できる見通し。CO2排出抑制と省エネルギー化を進める。また、施設は見学通路から内部を見渡せる設計とし、ロボットと人が協働する物流現場を一般公開する。地域向けDX(デジタルトランスフォーメーション)事例や工場見学機能としての役割も持たせる。

近年、化粧品・通販業界では即日配送需要の高まりや人手不足対応を背景に、物流自動化投資が加速している。一方で、完全自動化ではなく、「人による付加価値対応」を維持しながら部分自動化を進める動きも広がる。再春館製薬所も、物流を単なる出荷機能ではなく「顧客体験を支える基盤」とする。

同社は将来的に、自社で蓄積した高品質物流オペレーションを活用し、他社製品の出荷支援事業への展開も視野に入れる。

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