ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

SkyDrive、物流ドローン活用支援サービスを提供

2022年5月19日 (木)

サービス・商品「空飛ぶクルマ」「物流ドローン」を開発するSkyDrive(スカイドライブ、愛知県豊田市)は18日、物流ドローンの新サービス「SkyLift Plus」(スカイリフトプラス)を開始すると発表した。アンバサダーとして、アルピニストの野口健氏が就任。物流ドローンのさらなる可能性を訴求していく。

スカイリフトプラスは、スカイドライブが物流ドローン「SkyLift」(スカイリフト)を用いて運用に関わる各種業務を一貫して担うことで、荷物運搬作業などを手がけるサービスだ。

(出所:SkyDrive)

スカイドライブの開発するスカイリフトは、1回の飛行で30キロの重量物を運べる。着陸せずにどこでも荷下ろしできる「ホイスト機能」を搭載しており、山間部など地形的に自動車やクレーン、ヘリコプターの活用が難しい場所をはじめ、災害時で道路が使用できない場合など高低差のある場所での運搬シーンで強みを発揮できるのが特徴だ。

スカイリフトのサイズは全⾧1.9メートル、全幅1.2メートル、全高1.0メートルとコンパクトで、運航地点までの機材の運搬も容易だ。タッチパネルのシンプルな操作で行先を設定すれば、自動運転で重量物を運搬できる。

国内ドローンメーカーとして初めて、航空・宇宙や防衛分野の品質マネジメントシステム「JIS Q 9100:2016」認証も取得している。オリジナルのカーゴバッグと組み合わせることにより、航空局から塗料やガソリンなど危険物輸送の飛行許可を得た実績もある。

スカイリフトプラスは、現地調査・飛行ルート設計などの包括的な企画▽国土交通省への飛行許可申請書類の作成・交渉代行▽スカイドライブが提携している経験豊富なパイロットの派遣――などのサービスを提供。物流ドローンの運航ノウハウ確立に向けた支援も同時に行うため、将来的に顧客が自ら物流ドローンを運航することも可能とする。

■野口健氏とSkyDriveの福澤知浩CEOの対談映像