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郵船ロジが医薬品物流強化、ベルギーに倉庫新設

2022年5月19日 (木)

メディカル郵船ロジスティクスは19日、ベルギー・ジャンブルーに医薬品倉庫を新設すると発表した。2024年に開設。欧州で需要が高まっている高度な医薬品物流サービスを強化する。

▲ベルギー・ジャンブルーに新設する医薬品倉庫の外観イメージ(出所:郵船ロジスティクス)

ジャンブルーに新設する新倉庫は4万平方メートル以上を誇る大型。医薬品輸送における品質保証となるGDP認証を取得し、様々な温度管理を要する商品の取り扱いが可能だ。自律走行搬送ロボット(AMR)や無人搬送車(AGV)を採用し、庫内作業の省人化も図る。

太陽光パネルの設置、電気自動車・自転車の充電スタンドの設置など、長期的視点での環境性能を高めた。郵船グループは2050年までにすべてのサービスのゼロエミッション化を目標としており、企業理念に資する施設設計となった。

同グループではすでに、欧州においてローゼンダール(オランダ)、アントワープ(ベルギー)、へーレンタルス(同)、ノーサンプトン(英国)で計5万5000平方メートルの医薬品倉庫を稼働中。欧州域内の医療・医薬品定温混載輸送サービス「Pharma Superhighway」(ファーマ・スーパーハイウェイ)が好調で、年間200万パレット以上の医療・医薬品を取り扱っている。

新倉庫が建つベルギーは定温輸送サービスにおいてハブ拠点の役割を持つ。中継拠点で大規模な医薬品倉庫を稼働することにより、欧州地域における医療・医薬品物流を一層強化する。