ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

農水産物を新鮮なまま首都圏スーパーに、JALUX

2022年5月20日 (金)

▲常呂漁港でホタテを水揚げする様子(出所:JALUX)

フード日本航空グループの流通企業JALUX(ジャルックス、東京都港区)は19日、全国の新鮮な食材を産地から空輸を介して首都圏のスーパーマーケットに届ける産直事業を6月に開始すると発表した。第1弾として北海道産のホタテを届ける。

日本航空はこれまで、各地の支店などのネットワークと航空貨物輸送のスピードを活かして全国の農水産物の販売を百貨店で行ってきた。これに対し、ジャルックスは新型コロナウイルス感染症が拡大してきた頃から、その影響を受けにくいスーパーなどの市場開拓・拡大に取り組み、羽田空港から首都圏のスーパーへのスムーズな流通網を構築した。新事業では、日航とジャルックスそれぞれの得意分野を掛け合わせ、高品質・高鮮度な食材や食品を羽田経由で首都圏内の小売店舗に最短スケジュールで届けるという。

第1弾の北海道オホーツク産「一度も冷凍しない生ホタテ」は、6月3日から12月下旬に首都圏のスーパーなどで販売する予定。通常は水揚げ後、急速冷凍されて流通しているオホーツク産のホタテを、水揚げした港でそのまま梱包した後、女満別空港から生のまま空輸する。「現地で味わえる新鮮さそのままのホタテが店頭に並ぶ」と、ジャルックスは強調している。第2弾は、ことしの夏に北海道十勝地域から「有機朝採れとうもろこし」を直送する予定だ。

▲産直事業の輸配送スキーム