三井不が関西初の共同事業、大ガス系と物流施設

拠点・施設三井不動産と大阪ガス都市開発（大阪市中央区）は26日、共同で大阪市此花区に大型物流施設を建設すると発表した。大阪ガス都市開発としては初の物流施設開発となり、三井不動産にとっては関西圏では初の共同事業となる。

新施設は4階建て、延床面積5万9200平方メートルで、ことし12月に着工、2024年2月に完成する予定。

▲大阪市此花区酉島物流施設（仮称）完成イメージ（出所：三井不動産）

立地は、大阪ガス（同区）の保有地で、大阪駅まで7キロと大阪都心部に近い。阪神高速道路5号湾岸線の「湾岸舞洲」出入口まで3.9キロで、都市部と広域の両方への配送に対応できる。大阪シティバスの「常吉一丁目バス停」から徒歩6分と、従業者の通勤利便性にも優れ、人材確保に優位性がある。

また、太陽光発電設備を設置し、施設共用部で使う電力をグリーン化するなど脱炭素化を図る。CASBEE大阪みらい（大阪市建築物総合環境評価制度）など複数の環境認証の取得を予定している。

大阪市此花区酉島物流施設（仮称）概要

所在地：大阪市此花区酉島5-121-2ほか
敷地面積：2万6830平方メートル
延床面積：5万9200平方メートル
構造：地上4階建て
アクセス：阪神高速道路5号湾岸線「湾岸舞洲出入口」3.9キロ、大阪シティバス「常吉一丁目バス停」徒歩6分