ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

航空貨物業務をデジタル化、エカデジ開発資金調達

2022年6月7日 (火)

(イメージ)

ロジスティクス航空貨物に特化したデジタルプラットフォーム「エカデジ」を開発中のジャパンヒュペリナー(大阪府堺市)は7日、ベンチャーキャピタルのEast Ventures(イースト・ベンチャーズ、東京都港区)を引受先とする第三者割当増資により、約3000万円の資金を調達したと発表した。調達資金で、エカデジを完成させ、さらなる品質向上を図る。

発表によると、エカデジは、航空貨物業務でのマニュアル作業を解消するシステムだ。荷主とフォワーダー、航空会社が一つのプラットフォームに集約され、リアルタイムの情報共有を行い、業務を可視化する。ことし7月に本格運用を予定し、現在はトライアルでの利用と事前登録受付を行っている。

航空輸送を巡っては、必要な書類のマニュアル作成や、貨物トレースに関する問い合わせ対応、航空運賃の管理などに旧来型の業務手法が残っており、そのため書類不備への対応が生じたり、残業を前提とするような生産性の低い業務が課題となっている。また、新型コロナウイルス禍で業務のデジタル化が加速しており、今後さらに自動化が進む見通しだ。

こうしたことを受け、ジャパンヒュペリナーは航空貨物業界全体を根底から革新する目的で、エカデジの開発を始めたという。

■エカデジの事前登録受付
https://aircargodigi.com/signIn