調査・データ近鉄エクスプレスが7日発表した5月の日本発航空輸出混載重量は、前年同月比4.2%増の1万4176トンで、3か月ぶりに前年同月を上回った。航空輸入通関件数は4.1%増の3万534件で、こちらも2か月ぶりに前年同月実績を上回った。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済活動の停滞からの回復が一巡したものの、全体的に堅調に推移していることを裏付けた。各社が発表している輸出貨物にかかる統計数値についても、ことしに入って前年同月とほぼ同じ水準で推移している状況が続いている。
とはいえ、ウクライナ情勢の緊迫化がさらに長期化し事態がより深刻さを増すことになれば、経済動向の先行きもさらに不透明感を高めることとなり、今後の推移は予断を許さない状況だ。