ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

CLO選任最多は物流管掌執行役員、NX総研調査

2026年5月14日 (木)

調査・データNX総合研究所(東京都千代田区)は13日、「企業物流短期動向調査」の2026年3月調査結果を公表した。今回の追加調査では、4月から選任が義務付けられたCLO(物流統括管理者)に関する設問を新設。特定荷主や特定連鎖化事業者に「該当する」と答えた割合は20.4%だった。

CLOの選任予定では、「物流管掌執行役員」が27.6%で最も多く、「物流部門の長」が24.4%、「会社法上の取締役」が13.4%で続いた。一方、「当面は選任の予定なし」も11.0%あり、対象企業の中でも対応にばらつきがある。

CLO設置を機に期待する変化では、「荷待ち時間削減やパレット化など、商慣習見直しの交渉力強化」が48.6%で最多だった。次いで「物流負荷を考慮した生産計画へのシフト」が46.8%、「物流をコストではなく競争力・投資対象と捉える経営層の意識改革」が44.0%となった。物流部門だけでなく、販売、製造、経営層、取引先を巻き込む調整機能への期待が目立つ。

一方、CLOの選任や運用で最も懸念する点では、「選任しても既存の営業・製造部門の力が強く、実効性のある調整ができない」と「特になし」がいずれも25.7%で最多だった。「義務化への対応が形式的な事務作業の増加にとどまっている」も16.5%あり、制度の実効性確保が課題となる。

24年問題の影響については、「影響がある」が56.9%となり、低下傾向を示した。ただ、影響があるとした事業所のうち、トラック輸送力の確保が「非常に厳しい」「やや厳しい」と答えた割合は65.8%に上る。運賃面でも「高くなった」「非常に高くなった」を合わせた割合が51.1%となり、前回調査から3.7ポイント上昇した。

対応策では、「すでに取り組んでいる」が51.4%、「取組を検討している」が19.8%だった。具体策は、輸送スケジュールやリードタイムの緩和が57.5%で最も多く、発着一貫のパレット利用推進が36.5%、ドライバー荷役を廃して自社社員荷役に切り替える対応が36.1%だった。共同配送など他社連携は19.8%にとどまり、企業単独では進めにくい対策の難しさも残る。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。