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カトーレック、ベトナムのデルタ社に出資

2022年6月13日 (月)

▲Delta International営業所(出所:カトーレック)

国際陸運と電子機器受託製造を手がけるカトーレック(東京都江東区)は11日、ベトナムの首都ハノイの物流会社Delta International(デルタ・インターナショナル)に36%出資する契約を同社と結んだと発表した。自社のベトナム法人の倉庫事業にデルタ社が持つネットワークやサービスを組み合わせ、ベトナムを始め東南アジアでの事業を強化する。

出資は関係当局から承認が得られ次第、実行する。カトーレックは、東南アジアでタイや香港に拠点を持ち、2019年1月に倉庫業のベトナム法人を設立している。物流センターでの入出庫、保管、流通加工、輸配送など一貫したサービスを提供している。

デルタ社は04年の設立で、ベトナム北部を中心にトラック輸送業を展開。13の拠点と約200台の車両を保有し、通関業や倉庫業、フォワーディング業も手がけている。高い輸送品質により日系を含む外資系企業から評価を受けているという。21年度の売上高は13億円。

カトーレックはデルタ社への出資で、日本・タイ・香港・ベトナム間や、ベトナムを起点とした他の地域を結ぶグローバルネットワークを構築することで、国際一貫物流サービスの拡充を図るとしている。