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日本郵船、米西岸減速航行プログラム4年連続金賞

2022年6月14日 (火)

認証・表彰日本郵船は13日、米環境団体National Marine Sanctuary Foundation(ナショナル・マリン・サンクチュアリー・ファンデーション)が運営する北米西岸における船舶の減速航行プログラムにおいて4年連続となる金賞を受賞したと発表した。報奨金として1万2500米ドル(210万円)を受領した。

船舶の減速航行プログラムは、大気汚染防止とクジラ保護のために、サンタバーバラ海峡とサンフランシスコ・ベイエリアの指定された海域において船舶の自主的な減速を奨励するのが狙い。2021年5月15日からの約半年間、指定された減速海域を10ノット以下で航行した距離を自動船舶識別装置(AIS)で分析した結果、日本郵船の協力姿勢が高く評価された。

日本郵船は、減速度合いによって付与されるインセンティブについて、グループの「NYKグループ サステナビリティ イニシアティブ」において、社会・環境の課題解決に向けた取り組みに充てる予定だ。

今回の取り組みでは、カリフォルニア州の小学生よりクジラやイルカの手書きの絵とともに感謝のメッセージを記した手紙と子どもたちの写真が届けられた。

▲メッセージカードを持つ子どもたち(出所:日本郵船)

日本郵船グループは、ESGの経営戦略への統合をさらに加速させることを掲げた「NYKグループ ESGストーリー」を21年2月3日に発表。SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を進めている。今回の受賞を契機として、大気汚染防止や海洋生物の保護を重要な使命の一つと位置付けて、今後も海洋環境や生物多様性の保全活動をさらに推進していく。