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リクルートと全ト協、トラック運送業の採用支援

2022年6月15日 (水)

産業・一般リクルート(東京都千代田区)は15日、全日本トラック協会(全ト協)と協働で、トラック運送業界の雇用創出サービス「Air(エア)ワーク採用管理」を活用した会員事業者向け採用支援サービスを開始すると発表した。社会のインフラとして需要が高いトラック運送業界の求人情報と求職者の仕事探しの接点の創出を目指す。

トラック運送業界は、深刻化する人手不足に対応するため労働条件の改善や若年層の新規就労者を増やすための免許取得支援制度など各種取り組みを進めている。しかし、EC(電子商取引)の利用拡大により物流サービス需要は急速に高まり続けており、より一段と人材の確保が難しい状況となっている。

(イメージ)

全ト協に加盟する全国約5万2000社の会員事業者の9割以上は従業員100名未満の中小規模事業者で、仕事探しをしている求職者に自社の求人情報を届ける手段を持たないのが実情だ。さらに、情報伝達手段が郵送やファクスのみで業務のデジタル化が進んでおらず、採用活動においてもインターネットを活用しきれていないのも課題だ。

リクルートは、採用ホームページにおけるプラットフォームの提供や全体計画、各種支援を行うことにより、トラック業界で初となる全国求人情報を一気に検索できるスキームを構築。全ト協が開設するランディングページ(LP、訪問者が初めにアクセスするページ)や、その連携先となる地域ごとの求人検索LPの制作について、無料で簡単に求人募集ができるAirワーク採用管理を活用できるほか、トラック運送の仕事を探す求職者が求人情報を一気に検索できる状態を実現できる。

全ト協のLPでは、国交省が手掛ける女性雇用促進プロジェクトであるトラガールサイトとも連携。女性のトラック運送業界での仕事探しから、各企業への応募までを一気通貫でマッチングできるサービスを目指す。

会員事業者はAirワーク採用管理を使用することで自社採用ホームページを無料で開設できるため、多大な時間と費用をかけず最小限の手間で求人募集を行うことができるのも特徴だ。求人情報は、自動連携される求人検索エンジン「Indeed」(インディード)上でも求職者の応募が可能となる。