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Salesforce、鴻池の海上輸出入業務デジタル化を支援

2022年6月17日 (金)

サービス・商品セールスフォース・ジャパン(東京都千代田区)は16日、鴻池運輸が提供する海上輸出入業務のオンライン支援サービス「KBX」のデジタルフォワーディングプラットフォーム(PF)の基盤として、クラウド型ビジネスアプリケーション「Salesforce」(セールスフォース)が採用されたと発表した。

鴻池運輸は、2030年ビジョン「技術で、人が、高みを目指す」を策定。併せて定めた23年3月期から3か年の中期経営計画における重点事項「技術の活用とDXならびに協業による挑戦」の一環で、顧客と協力会社、自社の3者をつないで物流サービスの本質的な価値向上を実現する基盤としてデジタルフォワーディングプラットフォームを構築することによりKBXの提供を開始した。

(イメージ)

業務プロセスや情報の一元化を通じて生産性と利益率の向上、持続性ある事業成長を目指している。セールスフォースが世界トップクラスのシェアを誇る最先端のテクノロジーと豊富なDX(デジタルトランスフォーメーション)の実績やノウハウを有していることに加えて、鴻池運輸の社員で試験的に開発した結果、スクラッチ開発と比較してシステム開発の生産性が大幅に向上したことから、次世代の国際物流サービスを実現するプラットフォームの実現に向けてセールスフォースの採用に至った。

鴻池運輸は、「Salesforce Experience Cloud(エクスペリエンスクラウド)」「Salesforce Lightning Platform(ライトニングプラットフォーム)」など複数のセールスフォース製品を、デジタルフォワーディングプラットフォームを実現する基盤として採用。豊富な標準機能を活用することで、複雑な手配や多数の書類が伴う国際物流業務において、情報の一元管理と拡張性を担保したプラットフォーム構築を実現した。

セールスフォースがシステム基盤であるデジタルフォワーディングプラットフォームは、顧客と協力会社、自社の3者をつなぎ、それぞれのポータルが構築されている。顧客向けポータルでは、これまで電話やメール、ファクス、紙による煩雑な手続きをデジタル化することで利便性を向上。協力会社向けポータルは、輸出入業務の一連の業務をオンライン化することで国際物流業務を効率化する。

さらに、鴻池運輸はデジタルフォワーディングプラットフォームの構築に伴い、社内業務の標準化と自動化含めたデジタル化に着手することで、業務負荷軽減と生産性向上を図る。