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ANA、国際貨物サーチャージを4-12円引き上げ

2022年6月23日 (木)

(イメージ)

調査・データANAグループは23日、ことし7月1日から適用する国際線貨物の燃油サーチャージ額の改定を発表した。ロシアに対する経済制裁などによる歴史的な原油高騰のあおりを受け、日本発の国際線に適用される運賃を現行から4-12円引き上げるとした。

ことし5月の航空燃料市況価格が1バレルあたり142.76米ドル(約1万9300円)であったことから、燃油指標価格を「140米ドル以上145ドル未満」に設定した。

日本発の国際線区間に適用される貨物1キロあたりのサーチャージ額は、北米・欧州・中東・オセアニアなどへの長距離路線が現行額と比べ12円増の153円、シンガポール・タイ・ベトナム・インドネシアなどへのアジア遠距離路線が同6円増の103円、韓国・中国・フィリピンなどへの近距離路線が4円増の85円。

燃油サーチャージはこの1年間で急激に上昇しており、1年前の2021年7月の適用額と比べると、長距離路線は2.7倍(96円増)に、アジア遠距離路線は98.1%増(51円増)、近距離路線は88.9%増(40円増)となった。