ロジスティクスANAグループは22日、ことし5月に適用する国際線貨物の燃油サーチャージ額の改定を発表した。世界情勢の混乱に端を発する原油価格高騰のあおりを受け、日本発の国際線に適用される運賃を現行から10-35円引き上げるとした。
ことし3月における航空燃料市況価格が1バレルあたり134.03米ドル(1万7200円)であったことから、燃油指標価格を「130米ドル以上135ドル未満」に設定した。
日本発の国際線区間に適用される貨物1キロあたりのサーチャージ額は、北米・欧州・中東・オセアニアなどへの長距離路線が前月比35円増の141円、シンガポール・タイ・ベトナム・インドネシアなどへのアジア遠距離路線が同15円増の97円、韓国・中国・フィリピンなどへの近距離路線が10円増の81円。