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インフォマート、サッポロG物流の請求業務電子化

2022年6月24日 (金)

(イメージ)

フードBtoBに係る業務のデジタル化を推進するインフォマートは23日、サッポログループの物流業務を担うサッポログループ物流(東京都渋谷区)が、「BtoBプラットフォーム請求書」を導入したと発表した。毎月700件ほどの紙ベースでの請求書発行が、デジタル化によりほぼゼロになったという。

サッポログループは今後の事業拡大、労働人口減少を見据えた業務標準化に向けた取り組みを進めており、取引社数が1000社を超えるサッポログループ物流の請求支払い業務のペーパーレス化もその一環となる。

同社では従来、請求書の発行には煩雑なフローが伴い、取引先には原本の郵送前にあらかじめ内容を通知するなど手間を掛けていた。支払いは取引先に合わせたファイル形式で通知書を発行していたため、担当者は月初の4日ほどを発行作業に充てていた。それでも現場には課題意識が希薄で、旧態依然の状況が続いていた。

2020年にBtoBプラットフォーム請求書を導入し、22年4月には発行する請求書の9割をデジタル化。残りは郵送代行機能を利用しているため、紙ベースでの請求書発行はほぼゼロになった。電子請求書は発行後に即日取引先へ届くため、事前に内容を通知する手間も省けた。実務担当者の作業時間は半日から1日程度短縮したという。