荷主KDDIとローソン、menu(メニュー、東京都新宿区)、三菱商事の4社は27日、デリバリー事業の拡大に向けた業務提携を締結したと発表した。
KDDIとローソンは2019年12月、インターネットとリアル店舗を融合した新たな消費体験の創造に向けた取り組みに合意。両社の経営資源を組み合わせた連携を進めてきた。その一環として、このたび新たにメニューと提携することにより、コンビニエンスストアの新しい消費体験の一つであるデリバリー事業における連携を推進する。
提携の第1弾として、「au(エーユー)スマートパスプレミアム会員」を対象にデリバリーアプリ「menu」内のローソンで利用可能な500円分割引クーポンをことし7月から毎月プレゼントする。auスマートパスプレミアム会員はメニューの配達料が無料のため、食料品から日用品まで気軽に注文できるようになる。
今回の提携を契機として、ローソンの実店舗とメニューデリバリーの購買データによる「購買行動分析」の実施に向けた協議を進める。インターネットと実店舗が併存する利点と課題を見定めることで、より顧客ニーズに即したデリバリーと店頭での商品販売のあり方を提示していく。