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調査・データ財務省が29日発表した6月上旬の貿易統計(速報)によると、輸出総額は2兆6644億5700万円(前年同期比12.5%増)、輸入総額は3兆4818億5700万円(41.2%増)となった。差引収支は8174億円の輸入超過(赤字)だった。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済停滞の影響を受けた前年からの回復が見られる。欧米を中心に特に回復傾向が顕著である一方、国内でも経済活動が活発さを取り戻していることから、輸出入ともに上振れる状況が続いている。
とはいえ、中国がコロナの感染再拡大を受けて都市封鎖(ロックダウン)を続けてきた影響が各種産業に広がっているほか、ウクライナ情勢の緊迫化など、経済活動の見通しは予断を許さない状況だ。