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財務省貿易統計、5月上旬は輸出入とも前年上回る

2022年5月27日 (金)

(イメージ)

調査・データ財務省が27日発表した5月上旬の貿易統計(速報)によると、輸出総額は1兆4437億9300万円(前年同期比16.8%増)、輸入総額は2兆7320億3700万円(同73.1%増)となった。差引収支は1兆2882億4400万円の輸入超過(赤字)だった。

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う経済停滞の影響を受けた前年からの回復が見られる。欧米を中心に特に回復傾向が顕著である一方、国内でも経済活動が活発さを取り戻していることから、輸出入ともに大幅に上振れる状況が続いている。

とはいえ、中国がコロナの感染再拡大を受けて都市封鎖(ロックダウン)を続けてきた影響が各種産業に広がっているほか、ウクライナ情勢の緊迫化など、経済活動の見通しは予断を許さない状況だ。