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SBSフレックの倉庫火災、92%焼失し「全焼」に

2022年7月8日 (金)

▲建築面積の92%が焼けた「阿見第二物流センター」(茨城県阿見町、7月7日9時撮影)

国内SBSフレック(東京都新宿区)の物流施設「阿見第二物流センター」(茨城県阿見町)の火災で、同社と親会社のSBSホールディングス(HD)は8日午前、焼失面積が6683平方メートルだったと発表した。建築面積(7261平方メートル)の92%となり、消防の基準に照らせば「全焼」となる。また、牛久署と稲敷広域消防本部は7日に、火災現場の実況見分を行った。

同センターは鉄骨造。1階建てだが通常の7階建ての建物に相当する大規模建築物だ。

この火事では、5日の鎮火まで約5日間かかったことで、その間に火が建物内部に広がり、広範囲の焼失につながった。開口部が少なく、外壁と内壁の間に断熱材が設置されているといった冷凍・冷蔵倉庫の構造上の特徴により、消防隊による放水が十分な効果を得られず、被害の広がりを許したことが、焼失面積からもはっきりした。庫内の機械類や商品の荷物もかなりの被害を受けたと見られる。

警察と消防の実況見分では、火元や原因、焼失面積など被害程度について調べた模様だ。