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キユーソー流通の2Qは増収増益、価格転嫁が奏功

2022年7月11日 (月)

財務・人事食品物流大手のキユーソー流通システムが11日に発表した2021年12月-22年5月期決算(2022年11月期・第2四半期決算)は、売上高にあたる営業収益が前年同期比1.6%増の881億1300万円、本業の儲けである営業利益が18.7%増の18億6000万円、経常利益が16.0%増の16億6500万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が27.0%増の7億3100万円と、増収増益となった。第2四半期の増収は6期連続、増益は2期連続となる。

発表によると、食品物流を巡っては、堅調な内食需要に加え、外食需要も新型コロナウイルス感染症に対するまん延等重点防止措置の解除などで荷動きが回復した。複数荷主の荷物の共同物流事業は年度当初の不振が響いて減収となったが、チェーン店やコンビニエンスストア向けの専用物流事業が補い、増収となった。燃油と労務費のコスト上昇には、効率化努力のほか、運賃への価格転嫁ができたことで増益となった。

22年11月期通期の業績予想は1月時点の数値を据え置き、営業収益1765億円、営業利益43億円、経常利益38億5000万円、親会社株主に帰属する当期純利益16億4000万円とした。