川崎汽船グループ、UAEアルミ大手と脱炭素化推進

▲（左から）川崎汽船常務執行役員・田口雅俊氏、EGA Chief Supply Chain & Business Development Officer Simon Storesund、”K”Line President & CEO・鶴川隆彦氏（出所：川崎汽船）

環境・CSR川崎汽船は14日、川崎汽船グループがアルミニウム大手のEmirates Global Aluminium（エミレーツ・グローバル・アルミニウム＝EGA、アラブ首長国連邦）との間で脱炭素化に向けた共同研究の協議会を設立すると発表した。

川崎汽船グループは、EGAの前身であるDubai Aluminium（ドバイ・アルミニウム）が1979年に創立して以来、継続して原料輸送に従事。2019年からはケープサイズによる年間500万トンのボーキサイト長期輸送契約を開始するなど、関係を深化させてきた。

このたび、川崎汽船グループとEGAは共通の目標である、温室効果ガスの排出量から吸収量と除去量を差し引いた合計をゼロにする「ネットゼロエミッション」の50年までの実現に向けて、新たな技術や燃料など相互の知見を生かして、海上輸送における温室効果ガス削減に共同で取り組むことで合意した。