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三菱倉庫、国際運送中心に好調で通期上方修正

2022年7月29日 (金)

財務・人事三菱倉庫は29日、2023年3月期通期連結業績予想を上方修正すると発表した。ことし4月28日公表の前回予想数値について、営業収益を2500億円から2700億円に、営業利益を168億円から188億円に、経常利益を218億円から253億円に、親会社株主に帰属する当期純利益を214億円から240億円にそれぞれ引き上げた。

2023年3月期第1四半期の連結業績は、物流事業で倉庫や陸上運送、港湾運送、国際運送取扱の各事業で貨物取扱量が堅調に推移。特に国際運送取扱事業では海上・航空運賃単価の上昇や円安も寄与して、当初予想を上回る収益水準となっている。第2四半期以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響や、下半期に海上・航空運賃市況の軟化に伴う減速も想定するものの、物流事業を中心に全体として比較的堅調に推移すると判断。通期の業績修正に踏み切った。

三菱倉庫が同日発表した2023年3月期第1四半期連結決算は、営業収益が前年同期比33.9%増の761億8700万円、営業収益が2倍の61億1800万円、経常利益が94.3%増の95億8600万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は2.6倍の84億4900万円で、第1四半期としては2年連続の増収増益となった。