川西倉庫、港湾運送改善などで通期予想を上方修正

財務・人事川西倉庫は14日、2022年3月期の連結業績予想を上方修正した。港湾運送業務の改善などにより、営業収益を引き上げるとともに、各利益については5割近く予想数値を引き上げた。

営業収益を207億5000万円から216億円に、営業利益を5億円から7億4000万円に、経常利益を5億5000万円から8億1000万円に、最終利益を3億5000万円から5億2000万円にそれぞれ修正した。第3四半期以降は港湾運送業務や国際物流事業で鈍化を見込むものの、通期では当初予想を上回って着地するとした。

国内物流事業は、倉庫業務の取扱高と保管高が当初予想より下回って推移しているものの、神戸港の港湾運送業務が大きく改善。国際物流事業も、輸出入貨物の増加や新規荷主の獲得などで営業収益が予想を上回り、利益面では海外子会社の堅調も業績に寄与するとした。