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アルプス物流、電子部品好調で2Q累計を上方修正

2022年7月29日 (金)

財務・人事アルプス物流は7月29日、2023年3月期第2四半期累計の連結業績予想を上方修正したと発表した。ことし4月28日公表の前回予想数値について、売上高を565億円から610億円に、営業利益を25億5000万円から33億5000万円に、経常利益を24億円から36億5000万円に、親会社株主に帰属する四半期純利益を13億5000万円から20億5000万円にそれぞれ引き上げた。

電子部品物流事業について、輸出入関連を中心に期初の想定を上回る業績で推移。円安の影響も考慮し、業績予想の修正に踏み切った。通期見通しについては、半導体不足の影響など不確定要素もあることから前回予想数値を据え置いた。

アルプス物流が7月29日発表した2023年3月期第1四半期連結決算は、売上高が前年同期比5.8%増の299億500万円、営業利益が3.1%増の18億7200万円、経常利益が50.3%増の24億8700万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は52.4%増の14億4300万円で、第1四半期としては2年連続の増収増益となった。

電子部品物流事業は売上高が前年同期比9.7%増の172億6300万円、営業利益が6.1%減の12億1100万円で増収減益だった。航空貨物の取り扱いなど輸出入関連が海外を中心に増加したものの、国内における物量減に伴う業務効率の悪化で減益となった。

消費物流事業は売上高が1.9%増の69億2100万円、営業利益が24.0%増の4億2600万円で増収増益となった。前期に稼働したメディカル関連が業績に寄与したほか、新型コロナウイルス感染拡大に伴う在宅生活様式の定着により通販関連業務も好調に推移した。減価償却費や燃料費などのコスト増加要因があったものの、配送業務の見直しや労務費の削減なども奏功し増収増益を確保した。