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マースク、デンマークのマーティンを買収

2022年8月8日 (月)

(出所:A・P・モラー・マースク)

国際欧州海運大手のA・P・モラー・マースク(デンマーク)は5日、デンマークの物流企業「マーティン・ベンチャー・グループ」を買収すると発表した。

マーティンは1997年に設立され、プロジェクト・ロジスティクスに特化したプロバイダー業務を手掛けている。エンド・ツー・エンドのプロジェクト・ロジスティクス・ソリューションの設計事業を中心に世界中でビジネスを展開している。本社は同国のオーフスにあり、世界23か国に31拠点を構え、約170人の従業員を抱えている。

発表によると、買収は規制当局の承認を得て実行される予定。買収に伴い、マースクは新商品「マースク・プロジェクト・ロジスティクス」を導入する。世界中で、ソリューション設計や特殊貨物輸送、プロジェクト管理サービスを組み合わせた特殊なサービスを提供するという。

プロジェクト・ロジスティクスには、大型貨物や特殊貨物の取り扱い、道路調査、配送計画、現場での機器の積み降ろし、組み立てなどに関する技術力や専門知識が必要となる。マースク自体も欧州と北米でプロジェクト・ロジスティクスを手掛けており、マーティン買収でグループの能力を向上・成熟させ、顧客のニーズに応える構えだ。