国際フランス北部パ=ド=カレー県バポームで2月26日、長距離トラック向けの安全駐車・サービス施設「Bapaume Truck House A1」(バポーム・トラック・ハウスA1)が開業した。北海-地中海回廊のフランス区間に位置する拠点で、EUの輸送インフラ整備計画TEN-Tの一環として整備された安全・安心型トラック駐車場(SSPA)に位置付けられる。EUのインフラ投資支援制度「CEF」の資金支援を受けて整備された。
施設はA1、A2、A26の3高速道路が交差する物流動脈上に立地し、303台のトラックが駐車できる。自動化されたセキュリティーシステムを備え、貨物盗難防止を目的とした高水準の監視体制を整えたほか、清潔な衛生設備、休憩施設、ドライバー向けサービスを備える。
運営会社トラックハウスA1のティエリー・ロジェ社長は、ドライバーが安心して休息できる環境整備の必要性を指摘し、欧州トラック駐車団体ESPORGが推進する「Wellbeing Programme」を導入する方針を示した。これはドライバーの身体的・精神的・社会的な健康を含めた包括的な労働環境改善を目指す取り組みだ。
欧州では安全なトラック駐車スペースの不足が構造的な問題となっており、数十万台規模の不足があるとされる。特にフランスは不足が深刻な国の一つで、近年は既存施設の改修や新設投資が進みつつある。ESPORGによると、同団体の基準を満たす、または認証可能な駐車施設はフランス国内で30か所に達しており、今後も拡大する見込みだ。
バポーム・トラック・ハウスA1は2026年の「European Truck Parking of the Year」にも選ばれており、貨物安全、ドライバー福祉、環境対応を兼ね備えた拠点として評価された。EUでは今後もCEFを通じた投資支援を継続し、安全・高品質なトラック駐車インフラをTEN-Tネットワーク上に拡充する方針だ。
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