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シャープとSGが共同開発、顔認証勤怠システム

2022年8月23日 (火)

▲顔認証勤怠システムの利用シーン(出所:シャープ)

サービス・商品シャープは23日、グループのシャープマーケティングジャパン(大阪府八尾市)、SGホールディングス(SGHD)グループのSGシステム(京都市南区)、画像認識AI(人工知能)を扱うベンチャー企業のデータスコープ(東京都中央区)の3社が共同開発した顔認証勤怠システムが、佐川急便(京都市南区)などの物流センター214か所で本格稼働したと発表した。

システムは顔認証検温システムと勤怠管理システムを融合。企業が利用する勤怠基幹システムと連携することで、勤怠と検温データの管理業務を効率化する。

SGHDグループで人材サービスを展開するSGフィルダー(東京都江東区)が開発に協力。本格稼働にあたり、同社が庫内業務を請け負う佐川急便などの物流センター214か所に計310台の顔認証端末を設置し、2万人のスタッフを対象に8月上旬にシステム稼働を開始した。

従来、SGフィルダーでは静脈認証による勤怠打刻を実施していたが、新規スタッフの生体登録に手間がかかり、出退勤のラッシュ時には混雑が発生する課題があった。システムの導入後は生体情報の登録にかかる時間が従来の10分の1に、打刻にかかる時間が半分に短縮された。紙で管理していた検温データはシステム上で確認できるようになり、勤怠管理業務の大幅な効率化を達成した。