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吉田運送、坂東市の内陸CY開業で利点アピール

2022年9月5日 (月)

▲インランドコンテナヤードに積み上げられた海上コンテナ

ロジスティクス吉田運送(茨城県坂東市)は5日、インランドコンテナヤード(CY)として使用できるように整備した坂東市の同社運用地が、8月1日にオーシャンネットワークエクスプレス(ONE)ジャパンとして初の内陸CYとして指定され、ONEジャパンとの協業をスタートしたと発表した。一部既報。

これにより、坂東市の内陸CYは内陸スルーB/L(船荷証券)輸送に対応、荷主は坂東デポを輸出・輸入の拠点として活用できるようになった。40フィートコンテナ700本を収容する。

同社は「従来は海に接する港湾施設までが船会社のサービス範囲だった。内陸スルーB/L輸送では、内陸のCYまでにサービス範囲が広がる。直接内陸CYをめがけて輸入し、内陸CYから輸出ができる」と、坂東デポの活用によって責任範囲が明確・単純になることなど、利用者の利点を強調。

また今回の施策が持つ側面として「コロナ禍や異常気象など、自然の驚異が地球規模で物流に影響を与えるのが常態化する中、物流の安定化の一助となり、また2024年に見込まれている、総労働量規制の開始など働き方改革にも寄与するものと考えている」として、デポの活用によって業務効率が高まる効果もアピールした。

■坂東コンテナターミナル概要
住所:茨城県坂東市半谷224-15
保税地区:26W45
利用者コード:2BYDU
収容能力:700FEU

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