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発電・住居機能持つコンテナで災害対応、吉田運送

2022年5月27日 (金)

環境・CSRコンテナ輸送やコンテナの利活用を展開する吉田運送(茨城県坂東市)は26日、災害時に様々な機能を持つコンテナを被災地などに迅速に提供する「災害時対策拠点化施策」を進めると発表した。様々な多機能コンテナを即時対応できるよう、平時から自社施設にプールしておくという。

▲災害発生時に被災地に配送される多機能コンテナ(出所:吉田運送)

この施策では、例えば発電や簡易住居、シャワー・トイレといった機能を持ったコンテナや備蓄品を保管したコンテナを、平時から内陸のコンテナ基地(インランドデポ)にプールしておく。災害発生時に被災地や停電・断水の地域にトラックで送る。最短で翌日に届ける体制の構築を目指す。

同社はインランドデポを本社のある茨城県坂東市と栃木県佐野市で運営しており、これを活用する。2019年のラグビーワールドカップや21年の東京オリンピック・パラリンピックの特設会場で、電気を届けるための発電コンテナの基地として活用した実績もある。