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杉田エース、モリギン吸収し物流網で相乗効果創出

2022年9月6日 (火)

(イメージ)

M&A建築金物卸の杉田エースは6日、同業のモリギン(東京都千代田区)を2023年3月1日付で吸収合併すると発表した。

杉田エースは建築金物を中心に建築関連資材全般の卸売業を手掛ける。モリギンは首都圏を中心に北海道から九州まで幅広い営業基盤を構築。DIY部門の既存ユーザーであるホームセンター向けの販路に強みを持つ。

杉田エースはモリギンの吸収合併による事業の統合により、グループの取扱商材領域を広げるとともに、全国的な営業・物流拠点ネットワークの連携強化を図ることによる相乗効果の創出による収益の増強を図る狙いだ。

さらにはグループ事業基盤の強化・拡充による企業価値のさらなる向上を進めることにより、市場における差別化を明確にするとともに、著しい事業環境の変化に的確に対応できる経営体力の確保につなげる。人材採用・教育をはじめとした人材面の強化も図りながら、さらなる経営資源の有効活用と事業運営の効率化を進めていく。

両社は6日に合併契約を締結し、23年3月1日を合併期日に設定。杉田エースが存続会社となり、モリギンは解散する。杉田エースは合併にかかる取得価額について「非公表」としている。