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（出所：アマゾン）
国際米アマゾンは現地時間の9日、ベルギーのメカトロニクス企業であるクルースターマン・フヴァートを買収すると発表した。
クルースターマンは重量のあるパレットやフレコンバッグなどの搬送、積み付けに役立つ製品の設計や製造を手掛けるロボット工学に強い企業で、アマゾンは同社を買収することで、職場（物流現場）で働く従業員をサポートして安全性を高めつつ、包装廃棄物の削減にもつなげたい考え。
アマゾンのグローバルロボティクス担当副社長であるイアン・シンプソン氏は「アマゾンのロボット工学と技術への投資は、従業員のためにより良く、より安全な職場を構築し、顧客に（商品を）届ける方法を支援している。オペレーション全体で設計、展開するロボット工学と技術を拡大する」と買収の狙いを説明。クルースターマンに所属する200人の従業員チームは、欧州で存在感を高めるアマゾングローバルロボティクスの取り組みに参加する。
クルースターマンは昨年、イタリアに新たな人間工学技術に焦点を当てたヨーロッパイノベーションラボを立ち上げたほか、完全自律型モバイルロボットのプロテウスを含む新たなロボット技術を発表。
同社のフレデリック・バークCEO（最高経営責任者）は「サプライチェーン技術が従業員と顧客にどのように利益をもたらすかという観点で、アマゾンは基準を引き上げている。そのイノベーションの次の展開の一翼を担えることを楽しみにしている」と話した。
