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レンゴー、物流課題対応の「最適包装」/国際物流展

2022年9月14日 (水)

▲レンゴーの出展ブース(写真はECフルオートパッケージングライン)

話題開幕2日目を迎えた「国際物流総合展2022」。ひときわ多くの来場者の関心を集めたのが、レンゴーのブースだった。「パッケージと包装システムで通販・物流課題を解決!」のメインテーマに基づき、「省人化の提案」「環境負荷の低減」「通販イノベーション」の3つのテーマを設定。内容に合わせたサイズの配送ケース、環境に配慮した包装資材や配送方法で通販・物流における課題解決に貢献する「最適包装」を提唱した。

「省人化の提案」では、ケースの製作から梱包までの過程を完全に自動化した「ECフルオートパッケージングライン」を紹介した。知能ロボットシステムを手掛けるMujin(東京都江東区)とのコラボレーションで、EC(電子商取引)商品の発送拠点を想定。ケースの製作▽商品の箱詰め▽緩衝材の投入▽ケース封かん▽かご台車への組み付け、のプロセスで完全無人化を実現した。

▲レンクッションパック

「環境負荷の低減」は、紙だけでできた緩衝機能のある封筒「レンクッションパック」を披露。自動包装機による商品の包装や封かんシーンを含めたデモンストレーションが注目を集めた。段ボールの片面のみで作りあげた封筒は、由来どおりの緩衝能力の高さを発揮。紙製としては破格の「耐衝撃」力を実現した。さらに、ポストイン形態の「Smart Postin」(スマートポストイン)も並べた。

「通販イノベーション」については、商品に応じて梱包箱のサイズを変えられるシステムを訴求。高さを変える機能を持つ「BoxSizer」(ボックスサイザー)に加えて、内容物のサイズに応じて高さだけでなく縦と横の長さも変えられる「PALMIRA」(パルミラ)を紹介した。国内開発品としては、3辺のサイズの可変機能を持つ自動包装システムはPALMIRAが初めて。このたび、大手家電量販店に導入された。

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