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福岡に冷凍米飯の新工場を建設、ニチレイフーズ

2022年10月4日 (火)

▲キューレイ新工場の完成予想図(出所:ニチレイフーズ)

フードニチレイフーズはこのほど、グループのキューレイ(福岡県宗像市)に115億円を投資し、同市内に冷凍米飯工場を新設すると発表した。稼働は2023年4月を予定していて、現在の船橋工場(千葉県船橋市)と合わせて、「東西2拠点」体制となる。最新の炒め工程を伴う米飯生産能力は50%アップし、伸長する冷凍米飯ニーズに応える。

新型コロナウイルス禍の巣ごもり消費の増加を背景に、家庭用を中心に冷凍米飯の売り上げは好調。新工場生産するのは家庭用、業務用のチャーハンで、手作りからの代替需要を取り込む構えだ。従来の人手作業をロボット化したほか、連続工程や無人搬送への代替を通じて生産性向上を図る。1日当たりの生産量は70トン。

新ラインは直火加熱とIH加熱をハイブリッドする独自製法を採用し、炒め工程に関わるCO2を削減する。排熱の有効活用や太陽光パネル設置するなど、環境対応型施設とした。


▲生産予定の冷凍米飯製品