ロジスティクスセンコーグループホールディングス(GHD)は26日、傘下のセンコー・フォワーディング(FW)(東京都江東区)が輸出業務を効率化する「貿易実務プラットフォーム」のサービスを開始したと発表した。従来のメールや電話、ファクスでのやり取りに代わり、貿易実務をオンラインで完結する。
それによると、このサービスは、海上運賃入札システムとブッキング・トレース情報システム、進ちょく管理システムの3つのシステムを統合し、利用者に提供する。それぞれを顧客ニーズに合わせて運用することで、荷主企業、船会社、センコーFWの3者が輸出業務を一元管理できる。
海上運賃入札システムは「Bid Force」(ビッド・フォース)という名称で、入札レーン登録や運賃確認、入札評価、運賃承認、契約番号受信などを提供する。ブッキング・トレース情報システムは「Booking Force」(ブッキング・フォース)の名で、ブッキング依頼や回答確認、トレース情報確認などを提供する。進ちょく管理システムは「TOSS-LOGIWORKS」(TOSSロジワークス)と呼び、輸出入書類作成・共有や進ちょく管理などを提供する。
これまでの輸出手続きでは、荷主と船会社、通関業者などの間で、電話やメール、ファクスを使ってやり取りするケースが多かった。新型コロナウイルス禍による在宅勤務の広がりもあり、オンライン上で完結できる効率的なシステムが必要とされていた。
センコーFWは大手荷主企業と協力して新サービスの開発に取り組み、ことし1月から限定的に運用を開始していた。荷主企業の要望を聞きながら改良を加え、10月から新規荷主企業にも開放する形でサービスを正式に開始した。
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