日立物流、模範的モーダルシフトで優良事業者賞

認証・表彰日立物流は15日、日本物流団体連合会（物流連）が主催する2022年度の「モーダルシフト取り組み優良事業者賞」の新規開拓部門賞を受賞したと発表した。

表彰は物流業界で環境負荷低減と労働生産性の向上の観点から、他の模範となる取り組みを行っている物流事業者を表彰するもの。受賞したのは「日々の物量増減にもフレキシブルに対応するモーダルシフトの実現〜環境負荷低減・ドライバー不足対応および労働環境改善に貢献する強靭で持続可能な輸送の確保〜」。

顧客である化粧品メーカーの関東・九州間の製品輸送について、これまで長距離トラック輸送を行ってきたが、グループのバンテック（横浜市西区）が実施する自動車部品輸送の復路を利用した、トレーラーと内航船による輸送にモーダルシフトした。

トラックからトレーラーへの車格変更により積みきれない貨物について、港近隣のデポへの持ち込み、他の貨物と混載輸送する仕組みを採用したことで、日々変動する物量に応じた対応が可能になり全貨物のモーダルシフトを実現した。

CO2排出量は年間のトラック輸送費で71.1％減の232.1トンを削減し、車両の配車台数は10トントラック333台からトレーラー254台に減らした。1運行当たりの運行時間は23時間から4時間へと抑制され、ドライバーの負担軽減にも効果があった。

▲モーダルシフトの取り組み概要（クリックで拡大、出所：日立物流）

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LOGISTICS TODAY編集部
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