
▲豊通リチウム工場(出所:豊田通商)
拠点・施設豊田通商は16日、グループ会社の豊通リチウム(福島県楢葉町)が進めてきた、同町の国内初となる水酸化リチウムの製造工場が完成したと発表した。年間生産能力は1万トンで、同社グループを通じて車載向けの電池用途だけでなく工業用を含め、国内のメーカーに供給する方針。
発表によると、新工場は炭酸リチウムを水酸化リチウムに加工する。試運転から始めて、製品の品質が適合しているか確認した後、本格稼働に移る。急拡大するリチウムイオンバッテリー市場に対応するため、将来的に生産能力の拡大や海外への展開も視野に入れる。
水酸化リチウムは車載向けリチウムイオンバッテリーの正極材原料。電気自動車普及の加速やバッテリー性能の向上に伴い、今後も拡大する需要が見込まれており、安定供給が求められている。
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