サービス・商品ITシステム開発のシーイーシー(CEC)は25日、倉庫管理システム(WMS)や倉庫制御システム(WCS)などのシステムと連携した倉庫運用管理システム「LogiPull WES」(ロジプルWES)の提供を始めた、と発表した。自動的に作成された計画に沿って、マテハン機器を制御するほか、バース管理システムとも連携。業務に関わる情報をつなぐことなどで、倉庫全体の自動化を支援し、物流人材の不足など業界課題の解消に寄与するとしている。

▲LogiPull WESの機能全体イメージ(出所:シーイーシー)
ロジプルWESの特徴の一つが「作業計画機能」。WMSやバース管理システムのトラックの来場予定に合わせ、入出庫の作業計画のガントチャートを自動で作成し、作業の進ちょくと結果を「見える化」する。また、計画に沿ってマテハン機器を自動制御でき、計画と実行の両面で庫内業務の自動化を実現する。また、荷ぞろえ完了時にはトラックへ誘導指示を行う。
ほかにも、バース管理システムとの連携により庫内の作業計画も自動作成する機能を実装。トラックの来場管理からバースでの積み降ろし業務、荷ぞろえ、運搬まで一連の庫内業務を連携する。
ユーザーの倉庫レイアウトや入出庫オペレーションに合わせたカスタマイズも可能で、現在利用中の他社製WMSやWCS、マテハン機器への対応もできる。

▲既存する他社のWMSやWCS、マテハン機器にも対応
ロジプルはバース予約や車両の入退、受付、誘導を管理するシステムで、これまでに全国40社以上に導入。同社は物流効率化ソリューション「ロジプル」を通じて、トラックの入退やバースを管理するシステムを提供している。
同ソリューションを導入する企業40社に昨年調査したところ、「バース管理システムで収集したトラック予約などの情報を庫内業務やマテハン機器と連動させたい」との要望が過半数を占めたことから、ロジプルWESの開発に乗り出した。
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