運転データ公開しサービス案募る、大和など審査

公募・入札大和ハウス工業は1日、日立物流とYRPユビキタス・ネットワーキング研究所（東京都品川区）と3社で、ロジスティクスデータ活用コンテスト「大和ハウス工業 スマートロジスティクス オープンデータチャレンジ」を開催すると発表した。国内外や年齢、個人・法人を問わず幅広く作品を募る試みで、業界内では発想できないような固定観念を覆すサービスづくりにつなげる狙いがある。

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日立物流の安全運行管理ソリューションで得られるトラック運行データをオープン化し、それらをできるだけ多くの人に活用してもらい、AI（人工知能）などデジタル技術を活用した新たなウェブサービスやアプリケーションに関する作品を募集し、「物流の2024年問題」やドライバーの働き方改革、人手不足に向けた対策を展開する。

今回公開するデータはトラックの位置や加速度、トラックドライバーのバイタルデータ、ヒヤリハットに関するデータや映像。有識者や3社の役員ら5人が「スマートで安全な物流への提案性」の観点から総合的に審査する。最優秀賞（1作品）には200万円、優秀賞（4作品）には50万円を贈る。9日にはコンテストの主旨や業界課題などについて理解を深めるシンポジウムを都内で開く。

コンテストは2022年12月9日〜23年6月30日に実施し、表彰式は23年8月を予定する。

■コンテスト専用サイト（大和ハウス工業）
https://daiwa-open-challenge.jp

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