ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

センコー、重量物輸送強化へ日立造船子会社を買収

2022年12月5日 (月)

(イメージ)

M&Aセンコーグループホールディングス(センコーGHD)は5日、日立造船の100%子会社で海陸一貫輸送を手掛けるオーナミ(大阪市西区)の株式66.6%を取得し、2023年3月に子会社化すると発表した。往復輸送や積み合わせ輸送などグループのネットワークを活用した効率的な輸送を目指すとともに、重量物輸送や輸出梱包のノウハウをグループ内に水平展開して事業のグローバル化を図る。

発表によると、この日、センコーGHDと日立造船との間で株式譲渡契約を締結した。譲渡金額は非公表。

オーナミは重量物や大型貨物の荷役や保管、輸送、通関を得意とし、子会社の大浪陸運(大阪府堺市)とともに日立造船といった大手機械・プラントメーカーなどと長年取引してきた。大阪を中心に茨城、滋賀、京都、広島、熊本に拠点があり、海上と陸上の一貫輸送体制を敷いている。設立は1949年で、従業員数は261人(2022年3月末現在)。

センコーGHDは、センコーエーラインアマノやUACJ物流といった重量物輸送を行うグループ企業をはじめ、支配船舶を含む船舶77隻を有するセンコー汽船、日本マリンなどの海運事業を行う会社が海陸の重量貨物輸送ネットワークを展開している。

センコーGHDとオーナミはともに機工事業を手掛けており、今後は連携して大型構造物や精密機械の輸送や据え付けの業務拡大も図るとしている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com