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コアスタッフの新物流センター、大和ハウスが施工

2022年12月14日 (水)

拠点・施設国内最大級の半導体・電子部品の通販サイトを運営するコアスタッフ(東京都豊島区)は13日、先に発表した長野県佐久市での新物流センター建設計画について、設計・施工業者が大和ハウス工業に決まったと発表した。

コアスタッフが10月に計画を発表した新たな物流センターは、地上4階建てで延床面積1万5000平方メートルという大規模な施設で、2024年7月に完成する予定だ。太陽光発電システムで創り出したエネルギーで、省エネで設計された新物流センターで使用する分を100%以上カバーできるのが特徴。それにより、建物で消費する年間の一次エネルギー消費量の収支を実質ゼロにするZEB(ゼブ=ネット・ゼロ・エネルギー・ビルの略称)を目指した、環境配慮型施設になる。

さらに、4段階あるZEBの中でも最上位の環境性能を実現する「ZEB」を目標にする。新物流センターを利用する事業者は、今後見込まれる排出権取引で、自社のCO2の排出を抑制することが可能になる。

設計・施工が大和ハウスに決まったことについて、コアスタッフの戸澤正紀社長は「このような取り組みには、大和ハウス工業が持つさまざまな経験や知見が不可欠と思う。今後は両社の連携を深めて、半導体・電子部品業界における新しい物流の形を提案していきたい」とコメントした。大和ハウスの浦川竜哉取締役常務執行役員も、新施設がZEBを取得できた場合は同社が手掛けてきた延床面積1万平方メートル以上の請負建築物では希少な事例になると述べ、「これまで物流センター建設で培ってきた経験や環境への取り組みを最大限に生かす」と意欲を示している。

■施設概要
施設名:コアスタッフ新物流センター(仮称)
所在地:長野県佐久市猿久保517他
構造:鉄骨、耐火構造、4階建て
敷地面積:1万6761平方メートル
延床面積:1万5020平方メートル
主な設備:自動倉庫、解析センター、託児所、駐車場118台

▲新物流センターの完成イメージ(出所:コアスタッフ)

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LOGISTICS TODAY編集部
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