安全性向上へ、JALとプロドローンが技術提携

▲機体を点検する様子（出所：JAL）

ロジスティクス日本航空（JAL）と、産業用ドローンの開発・生産を手掛けるプロドローン（名古屋市天白区）は14日、ドローンを利用した安全な航空運送の実現を目指し、技術協力に関する基本合意書を締結したと発表した。JAL側は、グループの航空機整備会社JALエンジニアリング（東京都大田区、JALEC）が技術協力を進める。

ドローンを巡っては、物流や設備点検、測量などさまざまな用途で活用されており、12月5日の改正航空法の施行により、​有人地帯での補助者なし目視外飛行（レベル4飛行）が解禁された。JALとプロドローンは今後の市場拡大を見越し、機体の製造、整備や運航などに関する安全性、信頼性の向上のために協力することにした。

両社が発表した技術協力の内容は（1）ドローン製造、整備に関する連携・協力（2）ドローンの安全技術向上、航空局認証取得に関する連携・協力（3）その他ドローンに関する相互連携・協力――の3項目。航空機とドローンは、「安全に着陸できる地点まで飛行を継続する」ための設計や整備の考え方で類似性があり、高度計など使用される部品にも親和性がある。JALECの安全運航に対する知見や航空機整備で培った技術力と、プロドローンの持つ機体開発力を生かして連携するという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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