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山九、物流連・モーダルシフト表彰で9年連続受賞

2022年12月14日 (水)

▲(左から)物流連の池田潤一郎会長、山九陸運・エコビジネス部の小川晋部長(出所:山九)

認証・表彰山九は14日、日本物流団体連合会(物流連)が6日に開催した「令和4年度モーダルシフト取り組み優良事業者・表彰制度」で、「新規開拓」と「実行」の2部門を受賞したと発表した。同社が同表彰制度で受賞するのは9年連続。

新規開拓部門で受賞したのは、海上輸送へのモーダルシフトに関する2件。いずれも化学メーカーの拠点間輸送で、従来のトラックによる長距離輸送を海上輸送へ転換し、輸送に伴うCO2排出量とドライバーの労働時間の削減に寄与した。

1件目は千葉県から広島県への合成樹脂と副資材の輸送について、トラック輸送からコンテナ船を利用した海上輸送に転換。輸送途上での荷崩れが懸念されたため、1パレット当たりの積載枚数を変更し、積載効率を落とさない枚数を荷主と検討した。その結果、年間のCO2排出量を81%削減したほか、2000時間のドライバー運転時間削減に成功した。

2件目は、神奈川県から大阪府への合成樹脂と副資材の輸送に関する取り組み。トラック輸送からRORO船を利用した海上輸送に転換し、荷主と検討を重ね、トレーラーにフル積載できる荷姿と数量を選定した。また、現行のトラック輸送からトレーラーシャーシを活用することで、トラック2台分の物量を1回で運ぶことが可能になり、年間で45%のCO2排出量と1000時間のドライバー運転時間を削減した。

実行部門では、自社幹線区間の輸送で鉄道と海運の利用比率40%超を達成したことが評価された。

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LOGISTICS TODAY編集部
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