ロジスティクス商船三井は21日、インドの石油・天然ガス省傘下のガス公社・ガス供給事業最大手のGAIL(India)(ゲイル)との間で、新造LNG(液化天然ガス)船1隻の定期用船契約を締結したと発表した。また、商船三井がゲイル向けに用船している既存LNG船1隻を両社で共同保有することでも合意した。
発表によると、これらの契約は12月20日に商船三井の100%子会社を通じてゲイルとの間で交わされた。新造船は、2019年に両社で締結した既存船に続く2隻目の契約となる。
既存船について、商船三井は21年より子会社を通じてゲイルに用船しており、2年におよぶ商船三井の輸送サービスの実績が評価され、このほど共同保有の合意に至ったという。子会社の株式をゲイルに譲渡することで、既存船を共同保有する。
商船三井は、インドでの事業展開に積極的に取り組む。エネルギー需要の増加が見込まれるインドでのプレゼンス・事業基盤を強化させ、世界最大級のLNG船保有・管理会社としてこれまでに培ってきたノウハウ、ネットワークを生かして、高品質なLNG輸送サービスを目指す。
ゲイルは、天然ガスのバリューチェーンに関わる世界的な存在感を高めており、LNG取引量は年間1400万トン前後に上る。世界有数のLNGプレーヤーとして、国際市場でのLNG取引事業に積極的に取り組んでいる。
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