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マースク、上海自由貿易区に旗艦物流センター建設

2023年1月5日 (木)

国際欧州海運大手のA.P.Moller-Maersk(A.P.モラー・マースク、デンマーク)は4日、中国・上海自由貿易区の林港新区に大規模な旗艦物流センターを建設すると発表した。総投資額は1億7400万ドル(230億円)。2024年第3四半期に操業を開始する予定という。

発表によると、旗艦センターの建設に向けて、マースクは22年12月下旬に上海自由貿易区林港新区の行政委員会と用地取得の契約を結んだ。計画では、敷地面積11万3000平方メートル、倉庫面積は延べ15万平方メートル。3階建ての高規格倉庫4棟と、高さ24メートルという自動倉庫1棟を建設する。地域内や国境を越えたEC(電子商取引)の注文処理と配送など、付加価値の高い総合物流サービスを提供する。

▲上海自由貿易区に建設する旗艦センターのイメージ(出所:A.P.Moller-Maersk)

新施設は環境にも十分な配慮を施すという。建築や都市の環境性能評価である「LEED」の最高レベル「プラチナ認定」を申請する予定だ。環境に配慮した材料を建築に使用し、雨水管理システムやソーラーパネル、LED照明、自然換気、非化石エネルギーによる暖房システム、電気自動車の充電設備などを導入する計画だ。

「当社は今後も中国への投資を継続する。上海は世界をリードする海運・物流のセンターとしての地位を確立し、世界のサプライチェーンを強化していくことになる」とマースクの中国部門責任者はコメントしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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