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スズケン系、GDP準拠の医療用医薬品共同輸送

2023年1月17日 (火)

メディカルスズケンは16日、医療用医薬品の国内物流で共同輸送を開始したと発表した。GDP(医薬品の適正流通)ガイドラインに準拠した製薬業界では初めての取り組み。子会社のエス・ディ・コラボ(東京都千代田区)が、小野薬品工業、塩野義製薬、田辺三菱製薬(大阪市中央区)とともに、医療用医薬品に関して全温度帯で温度管理を徹底する完全性を徹底し、流通過程での品質担保向上を図る。

発表によると、医薬品物流を巡っては2018年12月に出されたGDPガイドラインにより、輸送・保管過程における厳格な品質の担保と流通過程での完全性が求められている。ドライバーの人手不足や高齢化、燃料費高騰、脱炭素化といった課題も山積している。

4社はこうした課題を解決するため共同でGDP管理基準を策定。各製薬会社の物流センターから医薬品卸に至る輸送ルートで、効率的な共同輸送を行う。温度管理に加えて、輸送の積載効率を上げて運行台数も削減し、ドライバー不足に対応するとともにCO2排出量の削減も目指す。

▲共同輸送のスキーム(出所:スズケン)

スズケングループでは、医薬品物流を手掛けるP・J・Dネットワーク(東京都中央区)が昨年7月に三井倉庫ホールディングスと医療用医薬品の物流に関する戦略的パートナーシップの協定に合意しており、共同輸送を連携しながら推進するとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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