国際日本郵船は18日、関連会社が運営する中国・天津港の完成車ターミナルで、風力発電タービン2基が稼働を開始したと発表した。すでに2022年3月から稼働している太陽光発電と合わせて、関連会社が運営する同ターミナルが必要とする全電力を賄うことが可能となった。1月17日に中国の第三者認証機関からカーボンニュートラル評価証明書を受領しているという。
発表によると、太陽光発電については、屋根付き駐車場の上部に発電パネルを設置しており、発電量は年間175万キロワット時で、CO2排出量換算で年間1400トンを削減することになる。風力発電は、タービン2基の発電量が年間2300万キロワット時で、CO2排出量換算で年間2万3000トンを削減する。
日本郵船グループが運営する完成車ターミナルでは、すでに横浜港の大黒C-3ターミナル、ベルギー・ゼーブルージュ港のICOターミナルで再生可能エネルギーの利用を始めており、同社は今後も各地の完成車ターミナルへの横展開を図っていく方針だ。
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