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アダストリアが物流システム再開、不正アクセス

2023年1月24日 (火)

アパレルアダストリアは24日、第三者による社内システムの不正アクセスの影響について、停止していた物流システムを再稼働したと発表した。安全性が確認できたことから、近日中にEC(電子商取引)ストアも再開する予定。同社は「セキュリティーと監視体制の強化を実施し再発防止に努める」としている。

一方で、一連の不正アクセスにより、一部の顧客情報が流出した可能性が否定できない」ことも発表した。同社によると、24日時点で情報流出は確認されていないが、流出リスクのある個人情報(氏名・住所・電話番号・メールアドレス・会員識別番号)は104万4175件に及ぶという。2019年8月以降に、同社ECストアや店舗での受け取りサービスを利用した顧客などが対象としている。

同社は、今回の不正アクセスに関する経緯についても明らかにした。それによると、1月18日早朝、同社が管理運用する一部の社内業務システムのサーバーなどに対して、外部の第三者から不正アクセスを受けたことを確認した。事象を確認後、すぐ被害拡大を防ぐために物流系を含めて社内のネットワークを遮断し、社内システムなども停止した。

18日から休止しているアパレルECサイト「ドットエスティ」は、不正アクセスによる影響を受けていないことを確認済みとしている。クレジットカード情報などの決済情報、同サイトのログイン情報は含まれておらず、現時点で情報流出は確認されていないとしている。情報流出に関わる顧客には、メールか郵送で連絡する予定。

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LOGISTICS TODAY編集部
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